ゆる将(ゆる将棋.com)


忘れがちな将棋のルール

将棋の駒の動き(覚え方編)

前のページでは将棋の基本ルールを解説しました。今回はもう少しマニアックな細かいルールについて説明していきます。

千日手

将棋の性質上、やむを得ずお互いに同じ手の繰り返しを続けてしまうことがあります。

4回続けて同じ局面が現れたら千日手(せんにちて)というルールにより引き分けになります。決着をつける必要がある場合は初めから指し直しになります。

なぜ4回なのかというと、次のような将棋盤を挟んでの無言の会話を想定しているからではないかと思います。

先手が駒を動かす

後手がそれに対応する

先手「今動かした駒、やっぱり戻ったほうがいいかも」
さっきと同じ局面の出現(2回目)

後手「それならこっちも戻ろっと」

先手「じゃあ、プランBでこういうのはどうかな?」

後手「それも想定済みでーす」

先手「うーん…もう一回戻って考え直していい?」
同じ局面3回目

後手「どうぞ〜」

先手「だめだ、やっぱり最初の手しかないわ。そっちは何か他の方法ないの?」

後手「こっちもこれ以外厳しいっす」

先手「そっか、じゃあやり直すか」
同じ局面4回目

千日手

同じ局面が2,3回現れただけで千日手にするとちょっとした迷いですぐ引き分けになってしまうし、5回以上にすると無駄な時間が長くなってしまいます。双方が納得するのがだいたい4回ぐらいということではないでしょうか。

千日手になって対局をやり直す場合は先手と後手を入れ替えることになっています。将棋は先手の方が若干有利なため、後手での指し直しを避けたい先手側は別の展開を模索しますが、別の展開を選ぶと劣勢になることを自覚しているときはそのまま千日手に持ち込みます。

ネット対局アプリの場合は千日手になっても次は別の人と当たります。この場合は先手後手は関係ありませんので、純粋に有利な展開に持っていけそうなら繰り返しの局面を打開、そうでなければ千日手に持ち込むという考え方で良いと思います。

連続王手の千日手は反則

千日手は引き分けと先ほど言いましたが、王手が絡むと話が違ってきます。

千日手の手順中に先手か後手のどちらかが王手をかけ続けている場合、王手をかけているほうが負けになります。あと一歩で相手玉が詰みそうなのに相手に同じ局面を作られてしまう、という状況になったら涙を飲んで別の手を考えなければなりません。

持将棋

王将が敵陣に入り込むことを入玉(にゅうぎょく)と呼びます。

入玉すると、王様のまわりをと金などの成り駒で守りを固めることができます。

飛車を投入して相手玉のまわりのと金を取ってもとしてしか使えないので、それ以上の追撃が難しくなります。

そして、お互いに入玉して守りを固めてしまうと、永久に勝負がつかなくなります。この状態を持将棋(じょしょうぎ)と言い、対局終了となります。

ただし、千日手のように無条件に引き分けということはなく、終了時点での駒の枚数などによって勝敗を決める方式があります。プロとアマチュアでは微妙にルールが異なります。

詳しく知りたい方は日本将棋連盟の「将棋のルールに関するご質問」を参照してください。(この記事の執筆時点ではリンク先の下から3つめの項目に説明があります)

まとめ

以上で将棋のルールをすべて網羅しているかと思います。

ここまで理解したらもう立派な将棋通です。見る将の方は十分楽しめますし、指す将になりたい方もあとは実践あるのみです。良い将棋ライフをお過ごしください。